昨年今年と自分の中でお正月の定番料理?になったものが岩手の郷土料理のくるみ餅です。元々は会社の同僚から教えてもらったのですが、試しに作ってみたら大はまり。青森出身(ん?)のその人から発信されたくるみ餅は部署内でちょっとしたブームになりました。
私の中ではお汁粉に迫り追い越す勢い。木の実の風味と砂糖の甘さとしょうゆの華麗なるハーモニーです。
くるみ餅の作り方
材料
- 餅
- くるみ 100g
- お湯 100ccくらい(様子を見ながら)
- 砂糖 適量(味見をしながら)
- しょうゆ 適量(味見をしながら)

こちらは280g入っています
それでは作っていきます
1 オーブン170°で8分間ローストします。香ばしさを引き出すため。
2 すり鉢でゴリゴリすりつぶします。今年はフードプロセッサーも使いましたが、だとしてもすり鉢で再度ゴリゴリした方が美味しいです。

一気に全部はできないので3回くらいに分けてやりました

粉々になりました。この後すり鉢でペーストにする気持ちでゴリゴリします

こんな感じ。あ、これは昨年のすり鉢だけで作った時の写真です。なので大きいくるみがまだゴロゴロ
3 お湯を入れる。入れ過ぎ注意。目指す硬さは生クリームより少し硬い感じ。

混ぜます

これはまだ硬すぎ。ブログに載せるつもりではなかったので時系列に沿った画像がありません・・
4 お砂糖を入れます。甘めのコーヒーを更に少し甘くするくらいの量を入れてみて味見してください。美味しい!と思ったらそこで砂糖ストップ。

写真ではまだ途中ですが、私はティースプーン山盛り5杯くらい入れますかね
5 お醤油を入れる。とりあえずひと回し入れて混ぜて味を見てみます(また)。砂糖としょうゆの相性はバツグン。もう美味しい。
6 完成
盛り付け

たっぷりかけたものをいただくともうたまらなく美味しいです
岩手のくるみ餅が全国区にならない理由
くるみの産地ではない
くるみの生産量は長野県が78%のシェアで第一位、二位が21%シェアの青森県。なんとこの二県で国内シェアの9割を軽く超えます。岩手県は圏外なんですね。
ただし、岩手の家庭で植えられている樹木としてくるみはとても多いそうです。
そして、食べ物の美味しさを表現するときに『くるみ味がする』という言い方をします。
それだけ身近であり、伝統的にくるみが消費されてきたことがわかります。
実際、市場に向けての生産量は少ないのかもしれませんが、くるみの木を植えている家庭が多いらしいです。
市場への生産量は反映されないが各家庭ではめちゃめちゃ食べられている。つまり『産地ではないが、県民の消費量は日本一』なのかもしれません。
県外への出荷が少ないとくるみ餅がいくら伝統的で美味しいとあっても全国には広がりにくいかもしれませんね。口コミとしてパワー不足です。
青森で生産されている既製品
青森にある西川餅店の『味くるみ』です。さすがに売られているだけあってよく調整されています。美味しいです。
くるみ餅を教えてくれた会社の同僚が年末に頼まれたこの製品を年明け大量に会社に持参していました(笑)

昨年撮影したものです

賞味期限は短めです
くるみ餅バンザイ\(^o^)/
お正月気分はもうとっくに抜けていると思いますが、年中いつ食べても美味しいのでぜひお試しを。
クックパッドにもたくさんレシピあります。
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