【双子の赤ちゃんパンダ】生存率100%を達成。上野動物園の年間パスポートでパンダを見に行こう!

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今も昔も動物園のアイドル、パンダ。絶滅危惧種だとばかり思っていましたが違うんですね。確かに1990年に絶滅危惧種に指定されました。今は絶滅の恐れのある生物を記載したIUCNの「レッドリスト」で、絶滅危惧種(endangered)から危急種(vulnerable)に引き下げられたそうです。パンダ保護区スタッフの努力の賜物と言えるでしょう。

【速報】上野動物園のシンシンが出産しましたね!

2017年6月12日11時52分 性別不明

上野の隣、御徒町の松坂屋に隣接する公園

園内のパンダさんの像には早くも「おめでとう!」のタスキがかけられていました

上野の丸井前にも赤ちゃんパンダを祝う顔出しパネルが登場

1階のインフォメーションでパンダサンバイザーがもらえるらしいです。

 

甘味処のみはしでは記念赤飯が発売されていました

奥にはパンダ保冷バッグなんかも売られています

 

 

母子ともに健康。まだハムスターの赤ちゃんみたいでパンダらしさは全然ないです。なんとお母さんの1,000分の1。動いているのが不思議なくらいのサイズ。

口で大事そうにくわえているシンシンにお母さんの自覚はある模様。

赤ちゃんの公開日などはまだ未定ですが、しばらくはお祝いに駆けつけるファンで盛り上がるでしょうね。

意外と話題にならないお父さんの名前はリーリーです。

赤ちゃんは完全に日本で生まれていますが、権利はレンタル元の中国にあります。

 

シンシンは日頃から妊活していた

餌を天井から吊るすことでシンシンを立ち上がらせ、スクワットのようなことをさせていました。

パンダってどっしり座ってひたすら竹や笹を食べ続ける姿が有名。立ち上がる姿を見ることはあまりないです。

なので、

そんな餌を吊るしたぐらいで『大人の女性、シンシン』は動かないだろうと思いました。

いや、

簡単に釣られてました(笑)

 

握りこぶし大の餌のためにシンシンは頑張って立ち上がっていました。何とも愛くるしい。

 

上野動物園で5年ぶり(2012年)のパンダの赤ちゃんです

当時のお母さんももちろんシンシンです。5年前(2012年)も大いに盛り上がりましたが7日目に死亡が確認されました。

死因は母乳を器官に詰まらせたことによる肺炎でした。病気ではないだけに更に残念ですよね。こしたトラブルも含めてパンダの赤ちゃんは双子でなくても生後一週間で6割~7割は亡くなってしまいます。

今回は元気にスクスク成長してほしいですね。ただ、器官に母乳を詰まらせるなどは防ぎようがないため難しいところです。

ちなみに2012年から5年ぶりですが、2012年当時は24年ぶり(上野動物園)の赤ちゃんパンダ誕生だったんです。

 

では、本編です。

 

世界最大のジャイアントパンダ保護区で快挙

母パンダは双子が生まれると1頭しか育てない

パンダのお母さんが双子を生む確率は45%だそうです。人間と比較したらかなりの高確率ですね。そして双子が生まれた時、母パンダはどちらか強い子しか育てません。つまり育児放棄します。

赤ちゃんパンダは免疫力が弱く、栄養価の高い母パンダの母乳なしでは生きられません。見捨てられた赤ちゃんパンダは栄養失調や母パンダにつぶされたりして亡くなります。せっかく生まれてきた小さな2つの命はそこで半分になってしまいます。

本当は怖い動物の子育て

なんとかして双子の赤ちゃんパンダを救いたい。しかしまだ救う術がなかった1990年、双子の赤ちゃんパンダの生存率は50%でした。つまり自然界の法則通りに見守るしかなかったのです。

そしてあれから26年後の2016年、世界的に有名な四川省のジャイアントパンダ保護区では快挙を成し遂げました。なんと1頭もかけることなく全ての双子の赤ちゃんパンダを育てることに成功したのです。

 

双子の赤ちゃんを救うために、その方法は実にオーソドックスだった

母パンダは強い子の世話をします。その間育児放棄された方の赤ちゃんパンダは人間が育てます。育てるうえで必要不可欠なのは母パンダの母乳。これをどうにもゲットしなくてはなりません。

ではどのように母乳を与えるのか。

母パンダの隙を見て赤ちゃんをすり替えます。

そして母パンダはすり変わったとに気が付きません。この辺のユルさがまた可愛いですよね。これを2か月~3ヶ月続けるそうです。

そこそこ育った時に2頭同時に母パンダと対面させる。母パンダは一瞬何が起きているのかわからなくて「きょとん」とするらしいです。

その後はなぜか2頭の自分の子供の世話をします。

パンダ、見た目のイメージのまんまの性格。笑えます。

 

パンダの未来

2003年に推定された個体数は約1,600頭です。2015年には1,864頭が確認されました。200頭以上の増加をしていますが、これは前回の調査で見つからなかっただけの可能性もあります。

そもそも1,864頭という数字は決して大きい数字とは言えません。

絶滅危惧種からレベルが下がったとはいえ、現在中国は開発が急速に進んでいます。
環境汚染の問題はパンダにも必ずや影響してくるでしょう。

保護区の領域を広げるだけでは問題は解決しません。

 

主要動物園では年間パスポートがあります

某リゾート施設と比較するとかなりのお値打ち価格です

意外と知らない人が多いです。通い詰めるとマニアックな発見があったりしますよ。
特に上野動物園は都心にも駅にも近いのでお勧めです。

 

主要動物園の年間パスポート

上野動物園    2,400円(65歳以上は1,200円)
多摩動物公園   2,400円(65歳以上は1,200円)
葛西臨海水族園  2,800円(65歳以上は1,400円)
井の頭自然文化園 1,600円(65歳以上は800円)※当該施設の年間パスポートは当該施設でしか販売していません。

 

上野動物園の粋な楽しみ方

実は昔上野動物園の年間パスポートを持っていました。本当に昔々です。2003年頃です。
渋谷原宿六本木ではノレナイ若者だったのでよく上野で遊んでいました。

 

二人で年間パスポートを持っていると

動物園が目的ではなくても上野動物園の園内で待ち合わせができます。

暇つぶしの方法は無限大なので相手がどんなに遅刻しても退屈しない、喧嘩にならない。

これが最高でしたね。

 

あと、いつでも行けるのであえて雨日に行くのも楽しいです。
雨なので動物によっては屋根のある飼育施設の中に移動させています。すると普段遠くからしか見られない動物さんがかなり間近で見れたりします(今はどうか知りませんが)。

 

お値段は10年以上昔と全く変わっていないような。さすが都営の施設です。

 

場所と用途に合わせて購入を考えてみるのはアリです。
1ヶ月あたりを計算するとなんと200円という安さ(上野動物園・多摩動物園の場合)。ちなみに通常の入園料は大人600円です。

つまり、

上野動物園・多摩動物園であれば4回行けば元が取れる計算になります。

某浦安のエンターテイメント施設に比べたらあまりに安すぎ。こちらは本物のネズミいますしね!

では。

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