毎年恒例になったふるさと祭り。今年で9回目です。平日の今日(2017年1月12日)も大盛況でした。メインの目的は『第8回全国ご当地どんぶり選手権』です。予選をクリアした選ばれた自慢の丼が集合します。イベント期間は1月7日~15日です。
ふるさと祭り東京 2017
日本のまつり・故郷の味
一言でいえば日本全国の物産大集合展です。
各地の名物や名産が一堂に揃い、舞台ではお祭りのデモステージが行われる大規模なイベント。胃袋も満たされ、ストレスも解消できるホントお祭り騒ぎです。
動員人数も2009年の第一回が18万人だったにもかかわらず昨年は43万人と倍以上に。もはや年始恒例のイベントになりつつあります。私は初参加ですけどね。
入場料について
イブニング券 1,100円(16時以降)
平日限定当日券 1,300円
今回は友人の元に届いた割引券を使って1,300円→900円で入場できました。
友人が昨年参加した時、最後にアンケートに答えたからじゃないかと言っていました。が、真偽は定かではありません。しかし、400円は大きいですよね。
※これはイベント会場に入場するためのチケットです。ドーム内での飲食、その他物産の購入に関してはそれぞれ別途料金の支払いが必要です。
19日からは第16回東京国際キルトフェスティバル、29日からはテーブルウェア・フェスティバル2017も行われるようです。こちらの割引券もついていました。
入場口は大賑わい
私たちが持っているのは割引券なのでまず入場券が必要です。当日券売り場は行列ができていました。平日なんですけどね。そしてこちらにはこのような注意書きが。
・本日テレビ番組の撮影があります。ご了承ください。
・まとめ買いができます。
・代表者がまとめてお買い求めください。
・お釣りの無いようにご協力ください。
・入場券は中学生以上が必要となります。
・割引券を一緒にご提示ください。
・各窓口に1列でお並びください。
・お連れ様は柵の外側でお待ちください
割とサクサク進んだので10分程度でチケットをゲット。
既にチケットを持っている人は直接入り口ゲートに向かえます。しかし当然ながらこの有様。一人ではないのでそこまで待ち時間は苦痛ではありませんがね。
さぁ、回転ゲートを通っていよいよ入場ですよ!
ファミリーに優しい気づかいも
回転ゲートを通るとすぐに「ベビーカー預かり所」がありました。小さい赤ちゃんがいても抱っこできれば参加できるイベントです。東京ドームまで安心してベビーカーで来れますよ。
最近はめっきり東京ドームに入ることがなかったので実に久しぶり。
そもそも野球観戦などしない男なのでコンサートくらいでしか来たことがありません。
昔、Michael Jacksonのコンサートを観たのは覚えています(亡くなった今でもかなりファンです)。さすがにそれ以来ではないですけどね。
たくさん置かれたパンフレット。結構ページ数があります。これはいただいておきましょう。
小倉スペシャルプロデューサーの笑顔がまぶしい。
季節柄、消毒コーナーも設置されていました。
銀行ATMは助かります。
最近は現金を使う機会が少ないので財布の残高を気にしないで出かける癖が。
実はあると思わなかったので水道橋駅で慌ててATMを探して現金をおろしてきました。
これぞ東京ドーム観客席からの絶景
この空間の感じがいいですよね。
国立代々木競技場でも似たような感覚になります。ゲートを通り抜けてパッと視界が開ける感じ。
観客席で飲食可能です(自由席と有料席の区分あり)。
それほど混んでいないようにも見えますが、観客席を降りるともう人だらけです。
普段は人混み嫌いな私でも今日はなんだか楽しい。街中やお店と違ってイベントは人で賑わっている方がいいですね。
第8回 全国ご当地どんぶり選手権
今回の参加目的は毎年恒例のコレ!
B級グルメ選手権ともコンセプトは似ていますが、一堂に会するご当地どんぶりをこの場でいただけるというのはこのようなイベント以外ありません。
実に効率的で素晴らしい。
お取り寄せの必要もなく、またお取り寄せの参考にもなり、何日も待つ必要もありません。
何より活気のある雰囲気がいいです。
出店しているご当地どんぶりは、
・全国での予選大会を勝ち抜いたご当地9どんぶり
・主催者推薦のどんぶり 1つ
・昨年上位入賞したシード5どんぶり(シードとは箱根駅伝のシード制度のようなもの)
計15どんぶりで争います。
どう争うかというと、すべては食べた人たちの投票で決まります。
なお、<食堂丸善>のうにめし丼は、
全国ご当地どんぶり選手権本選にて2度の優勝を達成したどんぶりはその栄誉を称えられ、殿堂入りどんぶり“殿丼(でんどん)”となります。その後の全国ご当地どんぶり選手権には特別枠として出展いたします。
※うにめし丼は殿堂入りのどんぶりの為、販売はいたしますが選手権には参加しません。(投票の対象にはなりません)
<食堂丸善>
天然の利尻昆布とうにの煮汁をふんだんに使って炊いたごはん!
日本人の主食であるごはんをより一層おいしく炊き上げました。公式ホームページより引用
とのこと。なので選べるどんぶりは、
投票対象の15どんぶり+殿丼1どんぶり=16どんぶりとなります。
エントリーしているどんぶりを紹介します
各どんぶりをパネルより拡大。※画像粗いです
殿丼
うにめし丼 北海道
シード(昨年優秀な成績を収めたどんぶり)
八戸銀サバトロづけ丼 青森県
志布志発 かごしま黒豚三昧 鹿児島県
十勝牛トロ丼 北海道
函館朝市漁り火がごめ丼 北海道
越前!蟹どんぶり 福井県
予選通過
とろサーモンといくらの親子丼 北海道
秩父わらじ豚味噌丼 埼玉県
小田原 黒天丼 神奈川県
越前漁火 かに海鮮丼 福井県
三河一色産鰻まぶし丼 愛知県
名古屋コーチン親子丼 愛知県
だいせん☆てんこ盛りA5すき焼き丼 鳥取県
寒ブリ漬け丼(熱めし丼) 大分県
中津からあげ丼 大分県
主催者推薦
阿蘇炙り赤牛丼 熊本県
以上、出そろったところでチケットの購入に向かいます。
どんぶりを食べるためにはチケット(共通)が必要です
直接ブースでどんぶりを購入しようとしている方を見かけました。
どんぶりを食べるためにはチケットが必要です。
チケットを持たずにブースに並んでもどんぶりは食べられません。当日も手ぶらで散々並んだ挙句買えずに渋々退散する人を何人か見ました。
例えば私が3つのどんぶりを食べるなら、
「1名3枚」と伝えます。500円×3枚=1,500円となるわけです。
3人家族のお父さんが3人で5つのどんぶりを代表で購入するなら、
「3名5枚」と伝えます。500円×5枚=2,500円となるわけです。
※チケットは会期中有効です。
人数を伝えるのは投票用のメダルを渡されるためです。
1名と伝えれば1枚、3名と伝えれば3枚、5名と伝えれば5枚となるわけです。投票できるのは1人何杯食べても1つのどんぶりのみです。
購入は代表者がまとめて購入してくださいってことですね。家族、グループ、団体がそれぞれ並んで混雑にならないよう工夫されています。
時間がずれると空いていることもありますが、昼時はくれぐれも1杯ごとで買いに並ばないことをお勧めします。相当混んでいます。
無事にチケット購入。とりあえず3枚買っておきました。後で2枚追加しました
どんぶりを堪能する
2016年第3位「十勝牛トロ丼」北海道
まず最初に食べたのはコチラ
見た目のインパクトはそれほどありませんが昨年度の第3位です。
一見凍らせた牛ひき肉をご飯にふりかけているように見えますが、これは生肉ではありません。加熱が一切行われない非加熱食肉製品(生肉の生肉製法)です。
この後ご飯の熱で凍ったお肉がどんどん溶けていきます。
甘辛醤油ダレとねぎの相性が抜群です。これは旨い!なんだこの地味な風貌から想像できない美味しさは。これは食べてみないとわかりません。確かに昨年3位なのもうなずけます。
既にテレビや各メディアでも散々取り上げられていたんですね。知りませんでした。
和牛独特の脂の甘さとその脂でコーティングされたご飯が極上のチャーハンのようになっていきます。
どんどん箸が進みます。あっという間に完食。
これは1杯目でお腹が空いていたとはいえ自分の中ではかなりの高得点。
で、友人が食べたのはコレ
「秩父わらじ豚味噌丼」埼玉県
ハーフサイズなのにこの盛りはヤバくないですか?
このインパクトは全どんぶりの中でぶっちぎりでした。
加えてお店のスタッフさんの明るさで、エネルギッシュなどんぶりも更にパワーアップ。
味はしっかりした味噌の味が豚肉とマッチしていて美味しかったそうです。
2016年準グランプリ「志布志発 かごしま黒豚三昧」鹿児島県
私は豚の角煮が大好きなのでここは外せません。鹿児島と言えば黒豚。黒豚と言えば角煮。それでは行ってみましょう。
ドドーン。
どうですか。このトロトロ具合と炙りの焼け具合。
厚焼き玉子の中にもしっかり黒豚が入っています。半熟玉子までついています。角煮のタレがしみ込んでいて申し分ありません。
黒豚の角煮はもちろん言うまでもなく美味しいです。箸で切れる柔らかさ。お口の中では崩れるというより溶けていく感じ。
甘辛ダレ系はご飯が最後まで美味しいですよね。
「とろサーモンといくらの親子丼」北海道
サーモンは回転寿司でも大変人気のある素材ですね。
どんぶりにたっぷり乗ったサーモンといくらのコンビは最強とも言えるでしょう。
おー!なんて美味しそう!
美味しかったです。
ただ、味付けがごま油風味なのが自分的に違いました。開発者からしたらむしろしょうゆ味はマンネリだろうというとこでしょう。ただのサーモンの親子丼になってしまいますからね。
サーモンは脂がのっていてまさにトロサーモンでした。食べやすいサイズに切られていて小さなお子さんやお年寄りでも美味しくいただけます。
あと、ブース全体に元気がなかったですかね。黙々と盛り付けをしているだけ。
いたって普通の光景なのかもしれませんが、他のブースでは盛んに話しかけてくるなどお祭りっぽかったので相対的に地味に映ってしまったのかもしれません。
「だいせん☆てんこ盛りA5すき焼き丼」鳥取県
「だいせん」というのは鳥取県の地名です。てんこ盛りのA5すき焼き丼ということで楽しみです。
うーん、割りしたと牛肉と玉子ですから間違いないです。美味しいです(若干味が薄目だったかな)。
でも、てんこ盛りはちょっと言い過ぎかも。この辺は投票でしっかりジャッジされるでしょうね。
「越前漁火 かに海鮮丼」福井県
最後に食べたのがコチラ。どんぶり人気のスタンダードとも言える海鮮丼です。福井と言えば富山と並んで越前ガニの産地です。漁火(いさりび)という言葉もきれいでいいですね。
これは美味しそう!
手前がカニ、左上がイカの漬け、右がブリの漬け、そして上にイクラです。
それでは本日5杯目、いただきまーす。
美味しい!今年はブリが豊漁だそうですがさすがクオリティも高い。
なによりカニの身がカニ肉といった食べごたえで高評価です。
他のどんぶりでもカニの身を使っているところはありました。しかし、ちょっと見てみるとカニの缶詰めのフレークといった感じでした。これ、自分的にはかなり大事なことで味わいが全然違います。恐らくコストも違うはずです。
投票する
食べ終わったら投票です。こちらに設置されているメダルボックスに一番だと思ったお店のボックスにチャリンと入れます。
投票すると結果が気になりますね。
どんぶり選手権総評
どんぶりの奥深さを実感できました
各県とも工夫をこらしてあり新しい味の探求を惜しんでいませんね。
それにしても北海道は強い。4ブースありました。魚も肉もなんでも美味しいんですね。
それぞれ好みがあるので何人で行ってもここではバラバラの行動になると思いますが、一人でも充分楽しめます。私も友人とは1杯目以降バラバラで行動しました。
今回5つのどんぶりを食べることができました。500円×5つ=2,500円。
これが高いか安いかは人それぞれです。しかし、ハーフサイズとはいえ5杯も食べるとかなり満腹です。夜は食べませんでした。食べ放題に行ったと思えばむしろ安いくらいです。
攻略できなかったどんぶりはまだ11種もあります。特に悔いが残るのは、
函館朝市漁り火がごめ丼 北海道
昨年4位。函館名物のイカをメインに函館名産のがごめ昆布、ウニ、イクラ、ホタテを乗せたご当地海鮮丼。
名古屋コーチン親子丼 愛知県
名古屋コーチンのお肉と玉子を使った親子丼。どんぶりグランプリ優勝の経歴あり。
寒ブリ漬け丼(熱めし丼) 大分県
元は漁師が船上でブリをさばいて醤油ダレに漬け込んで食べていたまかない。半分食べたらカツオ出汁でお茶漬けに。
特に寒ブリ漬け丼はカッコで「熱めし丼」とありますが、寒ブリ漬け丼として半分食べた後でカツオ出汁でお茶漬けにするという味変ありです。
さよなら東京ドーム!
というわけで今回は『ふるさと祭り』の『第8回 全国ご当地どんぶり選手権』の模様をお伝えしました。
どんぶり選手権の後も色々回りましたが長くなったのでまた後日。
撤収する頃にはこんな混み具合。平日ですよ。
歩き疲れた人用にこんなコーナーもありました。サービスというよりふるさと祭り特別価格で売り出しているマッサージ機のキャンペーンのようです。
通路でアンケートを募集していました。冒頭でも書いた通りこれを書けば来年の割引券ゲットできる?!
本当に来年送られてくるかは不明ですが、とりあえず書いたらお缶のお茶がもらえました。
では、お疲れさまでしたー
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